平成30年 3月13日環境福祉常任委員会

 

◆委員(花井慶太) 私からは、まず病院さんに1点だけお尋ねいたします。
平成30年度は照明、空調設備更新工事が計上されておりますけれども、今回が初めての工事なんでしょうか。
また、建物の設備面での現状の課題と今後の長寿命化に向けてどのような計画を持たれているのでしょうか。
◎施設用度課長(津川昌夫) 平成30年度に計上しております更新工事のうち、まず照明設備ですが、院内の照明の蛍光灯電灯設備をLED化へと更新を図るもので、平成9年の開院から今回が初めての工事となります。
次に、空調更新工事ですが、平成28年度から空調設備の更新を進めており、引き続き行うものでございます。
また、現状の課題としましては、竣工以来稼働を続けているところから、施設設備については、耐用年数を超えての使用となってきているため、適切な更新を進める必要がございます。そのため、平成24年度に建築物や建築設備について法令調査や建物劣化診断調査を行い、平成25年度から平成39年度(2027年度)の15年間で機能回復や機能強化を図る長期修繕計画を策定しましたので、これらを基本として施設整備の更新を進めることにより、施設の長寿命化を図ってまいりたいと考えています。
◆委員(花井慶太) 耐用年数を超えました設備環境、長期修繕計画の一環として更新されるということは理解いたしました。
マンションとかですと、例えば一定期間経過後に外壁や屋上防水など含めた大規模修繕工事とかが行われるわけですけれども、今ご答弁いただいた設備以外のところ、具体的には病院建物の外壁とか屋上の防水などの改修というのはどのような計画で行われているのでしょうか。
◎施設用度課長(津川昌夫) 建物本体の改修につきましては、騒音や振動による患者さんの入院や検査などへの配慮が必要なことなど課題がございます。そのため、日常の点検や法令による点検など適切な維持管理を行うことで、ふぐあい部の早期発見、修繕に努める対応が重要と考えております。
現状調査している結果においては、来院者などに被害を及ぼすおそれのある外壁タイルは、剥落につながる浮きについては問題が少ない状況で、防水については、適宜修繕を行うことで対応を図ってきております。
引き続き日常の点検など適切な維持管理に努めることで建物の状況を把握することにより、施設の安定管理に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 病院であるがゆえ、患者さんへの配慮は当然必要であることから、適宜の修繕で対応されるということがわかりました。
開院後20年たっているわけですから、施設の長寿命化の観点から、引き続きの適切な維持管理に努めていただきますようお願いいたしまして、この質問は終わります。
次に、エネルギーマネジメントについてお尋ねいたします。
昨年6月の本会議において、エネルギーマネジメントに関して質問させていただきました。そこでの質疑の中で、温室効果ガスの削減に最も取り組むべき民生家庭部門においては、太陽光発電の導入の促進、省エネルギー機器の買いかえとあわせて、住宅の断熱化など省エネルギー性能の向上等について検討するとのことでありました。
平成30年度の予算において施策として盛り込んだものはあるかということに関しましては、先程他の委員さんから質問がありましたので省かせていただきまして、国ではエネルギー計画において、2020年まで標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの実現をめざすという、いわゆるZEHの政策目標を上げまして、平成28年度から支援事業を実施しております。
本市としても、国の政策として同調していくとのことであり、またエネルギーマネジメントという観点からも、ぜひ広く周知していただきたいと思います。
次に、市有施設のエネルギーマネジメントについてお聞きします。
さきの決算委員会で、地球温暖化対策実行計画の見直しの中で、公共施設の新築、改修の際の進行管理のあり方について、関係課と連携し、検討されるとのご答弁でございましたけれども、環境に配慮することを手続的にしっかり担保する仕組みづくりはなされたのでしょうか。具体的にはどのような体制なのか、教えてください。
◎環境部次長(井藤陽子) 平成30年度からスタートする豊中市地球温暖化対策実行計画では、公共施設の新築、改修の際に環境に配慮したものとなるよう、予算要求項目について関係各課が事前に協議を行う仕組みを組み込むこととしております。
具体的には、豊中市環境基本条例に基づき、環境の保全及び創造に関する施策の円滑な推進を図るために設置する全庁組織である環境委員会に、予算要求項目について事前に協議を行う作業部会を設置し、事前協議を行うこととしております。
◆委員(花井慶太) 市有施設の新築及び改修の際に関係各課が事前に環境配慮について協議する仕組みをつくられているということについては高く評価をいたします。ぜひ市有施設のエネルギーマネジメントをしっかりと進めていただければと申し上げまして、この質問は終わります。
続きまして、公園に関してお尋ねいたします。
豊中市においては約480もの公園があると伺っており、そのストック効果を高めるためにも、公園のあり方として、より一層の活性化が必要だと考えますが、公園みどり推進課の見解をお聞かせください。
◎公園みどり推進課長(中村正英) 平成29年6月に都市公園法が改正され、ストック効果の向上、民間との連携、利活用の促進といった観点が盛り込まれたことや、本市の公園整備が一定程度進捗していることから、既存の公園の質や価値の向上に重点を置いた公園マネジメントを進め、街区公園や総合公園といった公園種別ごとの機能を確保しつつ、立地や面積規模などの状況に応じた利活用により、公園とその周辺環境に魅力をもたらす公園づくりが必要であると考えております。
◆委員(花井慶太) ご答弁にありました都市公園法の改正は大きなインパクトがあると思います。これまでも本会議の個人質問や委員会で述べてきましたので今回は議論いたしませんが、民間事業者との連携による利活用に取り組んでいただきまして、持続可能な公園運営に取り組んでいただきますようお願いをいたします。
それでは、今ご答弁いただいたような考えのもと、平成30年度からはどのように具体的に取り組まれるのかをお聞かせください。
◎公園みどり推進課長(中村正英) 公園の魅力向上を図ることを目的に、都市公園法改正の趣旨を鑑み、より柔軟な利活用を促進するなどの方策について議論や検討が必要であると考えております。
そのためにも、本課の係の再編を実施し、計画や企画、またマネジメントを専門に取り扱う係を新設することを予定しており、既存施設を有効に活用しながら、さまざまな分野との協力や連携の可能性を検討し、魅力ある公園づくりを行ってまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 公園みどり推進課の係を再編されるということで、企画マネジメント部門を新設されるとのことです。
今までなかったのが不思議な感じもしますが、ぜひ新部門にて新しい形での公園利活用を企画実施していただければと思います。
千里中央公園が恐らく大きなプロジェクトになると思います。取組みに大いに期待しております。
続きまして、高校野球発祥の地記念公園についてお尋ねいたします。
高校野球発祥の地記念公園の平成30年度における具体的な活用についての詳細をお聞かせください。
◎公園みどり推進課長(中村正英) 全国高校野球100回大会記念事業in豊中の企画の中で、昨年の第99回大会の優勝校である花咲徳栄高校の関係者による優勝校・準優勝校プレートの設置セレモニーを計画しており、高校野球発祥の地記念公園を本市の魅力の1つとして、関係部局と連携し、情報発信していくことを予定しております。
◆委員(花井慶太) 高校野球の100回大会記念事業という大きなものがございますので、平成30年度中にはそれなりのイベントというものがあるとは思うんですけれども、私も去年の式典のときにいただいた袋というのを常に持ち歩いて、出歩いているんですけれども、なかなかこの反応が薄くて困っているところもありまして、この公園の引き続きの活性化については私もしっかりと考えていきたいということを申し上げまして、この質問は終わります。
続きまして、美化推進の活動についてお尋ねをいたします。
豊中市では、道路や公園など身近な公共の場所をボランティアで清掃する活動が多くの地域で行われております。
平成28年度に市が行った調査によりますと、460を超える団体、個人の方が地域活動、清掃活動を実施されているようです。ただ、これは市の登録制度により登録された方々のみの数字となります。
登録を受ければ、必要な用具の貸し出し、ごみ袋の配布、清掃後のごみの無料収集などの支援を受けられます。しかし、実際には登録をされずに活動されている個人の方もいらっしゃいまして、私も時折見かけることがございます。
そこでお尋ねいたしますが、このような方々に対して市はどのような対応されているのかをお聞かせください。
◎美化推進課長(中川義彦) 地域清掃活動の登録をされていない個人に対しましては、可能な限り、その清掃活動状況の把握に努めるとともに、市の支援については、ホームページや広報、直接の声かけなど、さまざまな方法によりご案内させていただいておりますが、市の支援を望まれない方もおられますので、その場合につきましては個人の意思を尊重させていただいているところでございます。
◆委員(花井慶太) いろいろ市でもご対応をいただいているわけでございますが、市の支援を望まない方については、ご本人の意思を尊重されているようです。
ただ、地域清掃活動に登録をされて、道路や公園など公共の場所で3年以上の期間において清掃することで、まちの美化に貢献した個人や団体に感謝状を贈呈されているわけですが、登録されていない方については市として特に表彰等ができないところであります。
しかし、こういった登録をせずに清掃に取り組んでおられる方のお力もあって市内がきれいになっていることを考えると、何らかの感謝の気持ちを市としてお示しされることが大事だと思います。
例えば市のホームページ、地域の皆さんの清掃活動というところを見ましても、そういった感謝の言葉などは特段ないわけでございますが、清掃活動に関する広報において、そういった方々にも支えられて市が美しく保たれていることにつき感謝の気持ちを示すことは大事だと考えますが、市の見解を求めます。
◎美化推進課長(中川義彦) 美化清掃活動をされている方々に対し、市のホームページや「広報とよなか」などで市の行っている支援の内容や活動報告を行うとともに、お礼についてもお伝えしてまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 駅とかに立っていますと、向こうからポリ袋を持って、ごみ拾いをしながら通勤される方などもたくさんお見かけすることがございます。こういった方というのは多分登録はされてないと思うんですけれども、登録されている方々への表彰に加えまして、こういった方々にも感謝を言葉で示すことが大事だと考えておりますので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
次に、ごみの減量についてお尋ねいたします。
平成30年度のごみ減量の取組みを進めるに当たりまして、どのような取組みを考えておられるでしょうか。
また、その取組みを進めるに当たって、どのような議論があったかを教えてください。
◎減量計画課長(吉村光章) 現在、豊中市伊丹市クリーンランドにおいて焼却、破砕されるごみの総量は平成21年度に比して平成28年度時点で9.15%削減しておりますが、ごみ焼却施設に搬入されているごみの量は、本市及び伊丹市の一般廃棄物処理基本計画策定時の計画量を上回るごみが搬入されており、余力を持って処理することが困難な状況となっています。
そのことから、廃棄物減量等推進審議会の議論において、可燃ごみの減量が喫緊の課題であるとして、可燃ごみの減量に重点を置いた第4次豊中市一般廃棄物処理基本計画及び第4次豊中市ごみ減量計画を今年度策定します。
その中の主な取組みとして、可燃ごみの中に多く含まれる食品廃棄物や紙類を削減することに重点を置いた施策展開をしてまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) では、今ご答弁いただきました課題である可燃ごみを削減するために何か今年度新しい取組みがあるのか、具体的に教えてください。
◎減量計画課長(吉村光章) これまで2年間の試行実施を踏まえた子ども服リユースの本格実施や生ごみ削減に向けた食べ切り、使い切り、水切りの「3切り運動」の推進、北摂7市3町と食品スーパー9社によるレジ袋無料配布中止の協定に基づく取組みに加え、事業系一般廃棄物減量計画書を提出してもらう対象事業所を拡大することで立入指導の充実を図ること等により、それぞれごみ減量の促進を図ります。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁で新しい取組みとして、先程子ども服のリユースの話とかレジ袋の無料配布中止のお話は他の委員さんからも質問があり、その中で新しい取組みとして、食べ切り、使い切り、水切りの3切り運動ということに取り組まれるということですけれども、これまでの取組み、そしてそれを踏まえた今後の展開についてお聞かせください。
◎減量計画課長(吉村光章) 今年度、廃棄物減量等推進員の協力のもと、生ごみの水切りによるごみの減量効果の調査・検証を行いました。その結果、1日1世帯当たりの生ごみの量は約34グラム、約12%減少したものです。
次年度は、イベント等のさまざまな機会を通じて、水切りによるごみの減量の効果をわかりやすくお伝えし、水切りグッズを配布するなど、生ごみの削減に向けた取組みを積極的に進めてまいります。
◆委員(花井慶太) 平成30年度におきましても、ごみ減量、特に可燃ごみの減量が喫緊の課題であるわけでございますけれども、その中で新しい取組みとして、まず水切りであります。これは決算のときにも少し議論させていただいたことですけれども、水切りの効果額を示していただかないとなかなかやる気が出ないのではないかといった意見を述べさせていただきました。先般うちの住んでるマンションのポストにも配布されておりました、「2020(フレフレ)ごみ減量(げん)通信第5号」によりますと、水切り紹介のコーナーで、全家庭が水切りをした際の試算での効果額がわかりやすく書かれておりまして、うちの家内とも相談して、うちの家でもやってみようということに決定いたしました。
なお、今回の「2020(フレフレ)ごみ減量(げん)通信」では衣料が分別で資源回収された後どうなるかといったこともわかりやすく説明されていまして、とてもよい内容だったと思います。ポスト横のごみ箱に直ちに捨てられることなく、できるだけ多くの市民の皆さんに見てもらえることを祈っております。
また、レジ袋の無料配布の中止を北摂7市3町と食品スーパー9社で協定締結されたことにつきまして、最初にお話をお聞きしたときは、自分の家ではごみを捨てる際にとりあえずスーパーの袋とかコンビニの袋等々に入れて、直接指定の袋には入れないわけですね。スーパーの袋などに一旦小分けで捨ててから指定ごみ袋に入れておりますので、正直なところ、スーパーの袋の無料配布というものがなくなるというのは不便になり、困るのではないかという感想を持ちました。そういった話を平場で、職員さんとさせていただいたんですけれども、「花井さん、大丈夫です、家のキッチンの引き出しをあけてみてください。たくさん出てきますから」と言われまして、家に帰って引き出しをあけてみますと、物の見事にぎゅうぎゅう詰めで、たくさん出てきたということでございます。無料配布を中止していただいても大丈夫なのかなと思いました。
可燃ごみの減量は喫緊の課題ですので、更なる取組みを期待いたしまして、この質問を終わります。
次に、平成30年度事業別予算説明書148ページの路上喫煙対策推進事業につきまして、これまでの議会でも路上喫煙防止に関するさまざまな議論がされているわけですけれども、議論が錯綜しているというようなことも感じておりますので、私からは今回路上喫煙の防止に関する条例に関して確認の意味も含めて、少し細かいところも何点かお伺いいたします。
まず、豊中市路上喫煙の防止に関する条例の第1条では、「この条例は、路上喫煙の防止について必要な事項を定めることにより、市民等の身体及び財産への被害の防止を図り、もって市民等の快適な生活環境の確保に寄与することを目的とする。」と書かれております。
まず、この第1条の目的について市ではどのように解釈をしておられるのか、お聞かせください。
◎美化推進課長(中川義彦) たばこの火により他の歩行者にやけどを負わせたり衣服を焦がすなどの財産の被害や吸い殻のポイ捨てによりごみの散乱につながったりするなどの問題を未然に防止するため、路上における喫煙を規制することにより、市民の誰もが安全・安心を感じられる快適な生活環境を確保することでございます。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁では、条文には明示されておりませんけれども、吸い殻のポイ捨てによりごみの散乱につながったりするなどの問題を未然に防止するためという表現があったことを確認した上で、次に条文上の「市民等の身体及び財産への被害の防止」とは具体的にどのようなことを意味するのかをお聞きします。
◎美化推進課長(中川義彦) 「市民等への身体及び財産への被害の防止」についてでございますが、たばこの火による他の歩行者へのやけどや衣服を焦がすことなどを防止することでございます。
◆委員(花井慶太) では、同じく同条項の「市民等の快適な生活環境の確保に寄与する」というのはどういう意味なのかをお聞きします。
◎美化推進課長(中川義彦) 市民の誰もが安全・安心を感じられる快適な生活環境を確保することでございます。
◆委員(花井慶太) では、今お聞きしました2つの文章、これが「もって」という表現でつながっておりますけれども、これはどのような意味があるのかについてお聞きします。
◎美化推進課長(中川義彦) 「もって」でつながっていることについてでございますが、市民等の身体及び財産への被害の防止を図ることを目的とすることによって市民等の快適な生活環境の確保をめざしていくものでございます。
◆委員(花井慶太) この条例の第1条は、いわゆる目的規定でございます。少しわかりにくい構成になっております。整理をしますと、「路上喫煙の防止について必要な事項を定めること」という部分は目的達成の手段で、「市民等の身体及び財産への被害の防止を図り」という部分が直接の目的であり、「市民等の快適な生活環境の確保に寄与すること」という部分が究極的な目的を述べたものと言えます。
先程のご答弁であった条文上では明記されていない吸い殻のポイ捨てによりごみの散乱につながったりするなどの問題を未然に防止するためという表現については、「市民等の快適な生活環境の確保に寄与する」という、いわば究極的な目的に含まれているという意味だと考えますが、それでよろしいでしょうか。
◎美化推進課長(中川義彦) はい、そのとおりです。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁ですけれども、私には少し違和感を感じます。なぜなら、先程説明した究極的な目的は直接的な目的の実現により達成されるべきものですが、この条文で言えば、「市民等の身体及び財産への被害の防止」、この目的によってごみの散乱を防止するということになるからです。とはいえ、それが市のご見解だということですので、ここでは一旦置いて、少し視点を変えてお尋ねします。
本条例には路上喫煙の規制により受動喫煙を防止するという目的は含まれているでしょうか。市の見解をお聞きします。
◎美化推進課長(中川義彦) 本条例の目的に受動喫煙を防止することは含まれておりませんが、取組みにより路上喫煙が減少することで、結果的に受動喫煙を防止する側面があると考えております。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁では、条例の目的には受動喫煙を防止することは含まれていないということですので、市民等への身体の被害というところに関しましては、受動喫煙による健康被害は含まれていないと市は解釈されていることを確認できました。
平成28年10月14日の環境福祉常任委員会での美化推進課長のご答弁によりますと、条例の制定の経緯について、「まず健康増進法に規定されました受動喫煙防止に対応すべく関係課で検討会を立ち上げ、その後、淺利市長の2期目の公約の実現を図るために、(仮称)路上喫煙防止条例検討委員会を立ち上げて、平成24年4月に豊中市路上喫煙の防止に関する条例を施行したところでございます」と述べられております。
また、平成23年3月11日の環境福祉常任委員会において当時の美化推進課長は「(仮称)駅周辺・路上喫煙防止条例の制定につきましては、健康面、危険防止、火災予防、環境美化の4つの目的がございますことから、危機管理室、環境部、健康福祉部、土木部、消防本部の5部が共同で検討を進めているところでございます」とご答弁されております。
もともとのスタート地点では、健康増進法に規定された受動喫煙防止への対応のためだったわけでございますが、それがその後、健康面、危険防止、火災予防、環境美化の4つの目的で条例制定を検討することになったことがうかがえます。
しかしながら、本日のご答弁によりますと、その後、平成24年に制定された本条例については受動喫煙防止の目的は含まれていないと明言されております。そのことを確認いたしまして、次の質問をいたします。
吸い殻のポイ捨て行為については、美しいまちづくりの推進に関する条例によって規制されており、美化推進課の所管であることはわかるのですが、我が市の路上喫煙の防止に関する条例について、事務分掌規則第5条はなぜ美化推進課に路上喫煙に関することを委ねているのか、市の見解を求めます。
◎美化推進課長(中川義彦) 路上喫煙者がたばこの吸い殻のポイ捨てをすることにより、ごみの散乱につながったりすることなどの問題があることから、美化推進課では「路上喫煙の防止及びこれに係る関係部課との連絡調整」について事務を所掌しております。
◆委員(花井慶太) 条例の目的が、先程述べました直接的な目的である「市民等の身体及び財産への被害の防止を図り」というものである以上、事務分掌規則で美化推進課の分掌事務にすることに疑問が残っている点をここでは指摘して、次の質問に移ります。
現在、市内3つの駅周辺が路上喫煙禁止区域になっているわけですが、全て喫煙所が設けられております。この喫煙所を設けることは、路上喫煙禁止区域の設定に当たって、条例ないし規則上必要と定められているのでしょうか。どのような根拠を持って設置しておられるのでしょうか。また、設置に当たって何を考慮しておられるのか、市の見解を求めます。
◎美化推進課長(中川義彦) 路上喫煙禁止区域に喫煙所を設置するに当たり、条例・規則の定めはございません。
しかしながら、路上喫煙禁止区域を指定する際には、喫煙所を設置することにより、その実効性を担保できる面もございます。
また、喫煙所の場所につきましては、喫煙されない方のご迷惑とならないよう考慮し、設置しているところでございます。
◆委員(花井慶太) 条例ないし規則上、喫煙所の設置の根拠はないけれども、もし喫煙所がなければ禁止区域内で我慢できずに喫煙してしまうかもしれないということで喫煙所を設定しているという点は理解をいたします。
しかし、昨秋の決算委員会でも述べたかと思いますけれども、庄内駅については喫煙場所が余りに駅の入り口に近過ぎて迷惑をかけているのではないかと疑問ではあります。
次に、美化推進課に寄せられるたばこに関する市民の皆様のご意見、苦情で多いのはどういったことなのかをお聞かせください。
◎美化推進課長(中川義彦) 市民の皆様にいただくご意見では、ほとんどがたばこの吸い殻のポイ捨てや散乱ごみに関するものでございます。
◆委員(花井慶太) おおむねたばこのポイ捨て行為、結果として散乱する吸い殻の苦情ということだと思いますけれども、たばこの煙を吸ってしまうことに関する苦情というのもいただいていることはお伝えをしておきます。
では続きまして、現行の条例のもとで駅について路上喫煙禁止区域に指定するかどうかの基準というのはどのようになっておりますでしょうか。
◎美化推進課長(中川義彦) 美化推進重点地区内の公道で、かつ路上喫煙により身体及び財産への被害が生じるおそれのある、比較的通行量の多い駅周辺を指定しております。
◆委員(花井慶太) では、現在指定されております千里中央駅、豊中駅、庄内駅は、今ご答弁いただいた基準を満たしておられると判断をされまして指定されているということだと思うんですけれども、現在指定をされていない他の市内各駅について、指定基準というのをどのような点で満たしていないと考えておられるか、答弁を求めます。
◎美化推進課長(中川義彦) 他の駅につきましては美化推進重点地区に指定していないことによるものでございます。
◆委員(花井慶太) 現在、指定をしておられる3駅以外はそもそもいまだ美化推進重点地区に指定するには足りる状況ではないということを理解いたしました。
ただ、現行条例のもとで路上喫煙禁止区域の指定を他に広げてはという議論も、これまでの議会で、議事録を見ますと、何度もされております。私も心情的には賛成するものであります。
しかしながら、我が市の現行の条例を前提に考え、禁止区域の指定を広げるには、その条例の目的を達成するために必要かどうかという視点で判断することになると思います。
先程のご答弁からすると、美化推進重点地区に該当し得ることを前提に、当該駅周辺の通行量、通路の構造に鑑みて、通行する人の身体ないし衣服や所持品等にたばこが接する危険が高いか、そういったところが判断基準になってくるのではないかと考えますけれども、現行の条例では、他の3駅以外を指定できないという状況は、一定やむを得ないとは考えます。
ただ、路上喫煙の制限というものをこれからもこの現行条例の枠組みで考えるべきかというと、私はそうではないとも考えます。喫煙についての市民の意識は時代とともに変遷をいたしますし、また受動喫煙についての医学的な知見というものも深まっていると思います。
その意味で、今後は、路上喫煙の禁止というのは、受動喫煙の防止や副流煙を通行人が吸ってしまうことの危険性、こういった観点からの規制を検討していく必要があると思います。
例えば摂津市の場合、健康づくり推進条例第10条によって、「市長は、路上喫煙を禁止することにより、受動喫煙の防止という施策を重点的に推進する必要があると認められる地区を路上喫煙禁止地区として指定できる」旨を規定しています。豊中市と異なり、受動喫煙の防止という観点が含まれています。そして、摂津市の分掌事務でいえば、保健福祉部保健福祉課ということになっております。
また、東京都港区では、区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例が制定されております。喫煙による迷惑、すなわち他人のたばこを吸わされることによる迷惑、またはたばこの火が接触したことによる迷惑の防止のために、区民等は、指定喫煙場所を除いて、公共の場所において喫煙をしてはならないと定めております。豊中市と異なり、煙を吸わされることによる迷惑を考慮しています。
また、静岡市路上喫煙による被害等の防止に関する条例では、路上喫煙による身体もしくは財産上の被害または健康への影響に関する市民意識の高揚を踏まえ、路上喫煙による被害等の防止に関し、市民等、事業者及び市の責務をもって明らかにするとともに、路上喫煙の禁止その他の必要な事項を定め、これをもって快適な道路等の公共空間の確保を図ることにより、健康的で安心・安全な生活環境を保持することを目的としており、豊中市と異なり、健康への影響という表現が出てきております。
路上喫煙に関する他自治体のこのような規制の流れからすると、他人のたばこの煙を吸うことによる被害を防ぐ、受動喫煙を防ぐといった観点から、市の路上喫煙の防止に関する条例を再構築、改正することを検討すべきだと考えますが、市の見解を教えてください。
◎美化推進課長(中川義彦) ご質問にあります受動喫煙の被害を防止することにつきましては、環境部が所掌するものではございません。
また、いただいておりますご意見につきましては、関係部局にお伝えさせていただきます。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁なんですけれども、少し前の質問のところなんですよね。路上喫煙の防止及びこれに係る関係部局との調整については、そちらの事務分掌になっていると思うんですね。
この関係部局というのは何なのかというのをまず、突然ですけれども、聞かせてもらえますか。
◎美化推進課長(中川義彦) 関係部局は、保健所、危機管理課、消防、公園みどり推進課。
◆委員(花井慶太) そういったところが関係部局だとご認識されているわけですけれども、受動喫煙の被害を防止するというのは恐らく保健所とか、そういったところになってくるんだと思うんです。
さっきの事務分掌の話に戻りますけれども、路上喫煙の防止及びこれに係る関係部局との調整について、そちらで所管しているということだと思うんですけれども、これは意見について伝えるとかいうことじゃなくて、この路上喫煙に関する論点というものに関しては、そちらで議論をされるお立場にあるんじゃないかなと思うんですけれども。
◎美化推進課長(中川義彦) 推進会議で議論させていただきます。
◆委員(花井慶太) たばこの話というのは、もともと今回話をしている中で、ポイ捨てとかに今までは重きを置かれてきたなと思っております。これからは、路上喫煙の問題というのは、ポイ捨て云々というのは、そもそももともとの条例、先程の、美しいまちづくりの推進に関する条例というもので一定ポイ捨てという行為については規制をされているわけですから、そのことに重ねまして、路上喫煙をその観点から規制するというあり方については私は問題があると思っております。
今般、健康増進法の改正が予定されておりまして、健康増進法の改正の議論が国でなされているわけでございますけれども、受動喫煙の防止のために、いわば室内の完全な禁煙というのをめざしていくというものだと理解しております。一定の例外が広いのか狭いのか、そういった議論はもちろんあるわけでございますけれども、そこでのこの方向性は、自治体が路上喫煙を禁止していく、規制していくということで、整合性というのを今後どういうふうに考えていかれるのでしょうか。
室内の原則禁煙というものに対して、屋外は喫煙可能にするというのがひょっとすると国の趣旨なのかもしれませんけれども、少なくともこの都会の豊中市においては、路上、駅、たくさんの人が通行されます。そういったところも含めて、路上喫煙全面可にするというのは、少なくともこの都会の豊中ではなじまない議論だと考えるんですけれども、市の見解を教えてください。
◎美化推進課長(中川義彦) 一昔前までは、さまざまな場所で親しまれてきたたばこでございます。最近では、人々の健康意識の高まりや分煙化が進んだことにより、たばこを吸うことのできる場所が少なくなってきております。
法改正の影響ははかれませんが、引き続き路上喫煙者に対して、マナー向上に向け、取り組んでいきたいと思います。
◆委員(花井慶太) 最後は意見になりますけれども、現行条例は受動喫煙防止を目的にしたものではないということの確認をさせていただきました。そして、他自治体では受動喫煙防止といった健康面からの路上喫煙の規制が出てきております。そして、国においては健康増進法の改正が予定されておりまして、改正後は屋内禁煙と屋外、特に路上喫煙禁止の考え方との再整理というものが地方自治体にも求められることを踏まえまして、平成30年度以降に路上喫煙防止に関する条例のあり方を見直していただくことをお願いいたしまして、長くなりましたが、この質問を終わります。

(以下後半の質疑)
◆委員(花井慶太) それでは、私からも何点かお伺いいたします。
平成30年度からは豊中市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画は7期目がスタートするわけですけれども、それに関連いたしまして何点かお伺いいたします。
まず、高齢者支援の担い手の状況をお聞きしたいと思います。高齢者支援の担い手不足ということはこれまでも言われてきているわけですけれども、その状況と課題についてお伺いいたします。
どういったところから担い手になっていただくかなんですけれども、基本的に生活になかなか余裕がない高齢者の方は多くて、働けるうちはできるだけ有償で働きたいという思いがあるんではないかと思います。この担い手のイメージというのがわかりにくく、どういう方を想定されているのか。
それと、パブリックマインドといったところが熱い市役所の職員の方が、定年退職された後に高齢者支援の担い手になっていただけないのかといったお願いをできないかということをお聞きします。
◆委員(花井慶太) 市全域でのアンケート結果というのはご答弁のとおりだと思うんですけれども、圏域ごとに参加意向については濃淡があるというデータがあると思います。参加意識の低い地域でどのような方に担っていただくかというのが今後大きな課題になっていくと思います。また、実際70歳、75歳でも普通に働いている方が今多くいらっしゃるわけで、今後もその傾向は続くと思われます。
地域包括ケアシステムの構築には市民の担い手が欠かせないわけですが、企業部門での人材不足も顕著であります。そういった意味でも市職員の方は、先程も申し上げましたが、パブリックマインド豊かな方々ですから、定年退職された暁にはぜひこの地域包括ケアシステムのボランティアの担い手になっていただくことを働きかけていただければと思います。
次に、この計画の中で、策定に際しては施設の満足度調査等も行っておられると思います。施設を利用、入居されている方の満足度調査で、「何もすることがない」と答えられた方が結構いらっしゃると思います。日々なかなか施設の職員の方々も忙しくて、話し相手ということにもなってもらえず、何もすることがないという状況は、自立の支援、それから生活の質を向上させるという観点から何らかの対策が必要だと思いますが、どのように進めていかれるでしょうか。
また、要支援者を対象にしたアンケートで、必要なサービスとして、「相談・話し相手」、また「病院の送迎」とか「通院介助」というのが上位に上がってきていると思いますけれども、今後どのように対応されるのか、教えてください。
◎高齢施策課長(佐津川晋) 入所者への働きかけや要支援者への支援について、介護保険に定められた範囲に限らない、さまざまな生活支援サービスを求めるニーズがあることは認識しております。
生活支援コーディネーターを通じて、市全域や日常生活圏域ごとに関係者が一堂に会して話し合う2層の協議体を設けておりまして、いかにお互いを支え合うか、いかにその取組みを立ち上げるかについて、いずれもご議論いただいております。
◆委員(花井慶太) ご答弁を了解しました。
介護保険に定められた範囲に限られないさまざまな困り事というのが、実際の生活の中ではたくさんあると思います。この7期の計画期間中に、ぜひそういうご答弁にあったような取組みの立ち上げというのをめざしていただきたいと思います。
そして、今の世の中の晩婚化、晩産化によって、子育てをしながら家族の介護もするという、いわゆるダブルケアというものがふえてきていると思うんですけれども、こういった方々についてどのような配慮をしていくのか。仮に、お子さんに関しては保育園を利用されていて、自分の親については介護もしているというところで、例えば夜とか休日というのは、保育園を利用できたとしても、対応の大変さがあると思います。そういったところの方向性についてどのように考えるか、教えてください。
◎高齢施策課長(佐津川晋) ダブルケアにつきましても、ケースに応じて丁寧に事情を伺い、アセスメントを実施することで、利用者及びそのご家族に寄り添ったケアマネジメントを実現できるよう、本市内のケアマネジャーに働きかけてまいります。
◆委員(花井慶太) 実際にこういう方はこれからふえていく一方だと思いますので、こういった方々に寄り添ったケアマネジメントというのが実現できますようにご配慮いただければと思います。
次に、中重度の在宅介護の継続ということはかなり大きな問題になってきていると思うんですけれども、訪問系サービスの利用を軸としながら、介護されている方の休息という意味のレスパイト機能を持つ通所系、短期系サービスの組み合わせが大事だと思うんですけれども、そのようなサービスにつなげていくために制約になっているところはあるのでしょうか。また、その対策があれば教えてください。
◎高齢施策課長(佐津川晋) 全国共通の制度上の制約を上げますと、例えば在宅介護に有効なサービスとして認識されております小規模多機能居宅介護については、包括的なサービスであるため、今までなれ親しんだ担当とケアマネジャーをかえなければならないといったことがあります。
本市といたしましては、在宅生活の継続に向けて、地域密着型の居宅サービスの内容などについて、利用者やその家族介護者、ケアマネジャー等への積極的かつ効果的な普及啓発を進めてまいります。
◆委員(花井慶太) 在宅介護者にとって肉体的にも精神的にも大きな負担となる場合がございます。そんなときに介護者が一時的に介護から解放され、休息をとれるよう支援するレスパイトケアですが、ケアマネジャーさんに家族介護者の方の状況をよく見ていただいて、適時利用につなげていただけるよう、市として積極的な啓発をお願いいたします。
次に、高齢者福祉電話等のサービスについてお聞きしてまいります。
まず、高齢者福祉電話について、また訪問理美容サービスというものがございますが、その概要と、今後この事業の課題がありましたら教えてください。
◎高齢者支援課長(山本貢司) 高齢者福祉電話につきましては、緊急対応を要する疾病を持ち、通信手段のない低所得のひとり暮らし高齢者に対して、市が電話を貸与して、その設置費用と基本料金の助成を行うものです。
ここ数年利用者の状況は横ばいで推移しておりますが、緊急通報システムの利用拡大に伴い、通信手段を持たない高齢者もおられることから、今後本事業の利用が見込まれ、本事業の普及啓発に努めてまいるものでございますが、一方で在宅固定電話加入の低額化や安価な携帯電話が普及してきていることから、本事業の見直しも課題と考えております。
次に、訪問理美容サービスにつきましては、理髪店や美容院に出向くことが困難なひとり暮らし高齢者に対しまして、理容師または美容師が訪問し、理美容サービスを行うものでございます。
ここ数年利用は横ばいでございますが、長期的には増加傾向にあることから、高齢者の増加とともに、今後一定の需要はあるものと見込んでおります。
本事業は、寝たきりの方への対応など、高齢者に安心して安全にご利用いただくため、訪問理美容組合に事業を委託して実施しておりますが、近年民間理美容によりますサービスも充実してきておりますことから、今後本事業の位置付けを明確にするとともに、そのあり方についても検討してまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 高齢者福祉電話というのは固定電話なわけですけれども、例えばトイレで緊急事態が発生したときに発信できない可能性もあると思います。今ご答弁にもありましたように、例えばシンプルな携帯電話というのは安価になってきておりますので、そういったものに置きかえることができないかも含めて、事業の見直しをお願いいたします。
また、訪問理美容につきましても、民間サービスが充実してきているということですので、あり方の見直しをお願いいたします。
次に、6期計画の取組み状況と総括の中で軽度生活援助事業、そして外出支援サービスについて、それぞれの利用状況が減少傾向、微増とあります。7期計画に向けまして制度の普及啓発に努めるということだと思いますけれども、今後の方向性についてお聞かせください。
◎高齢者支援課長(山本貢司) 軽度生活援助事業につきましては、ひとり暮らし、または高齢者のみの世帯の方を対象に、庭や溝の掃除、窓拭き、電球取りかえなどの簡単な日常生活の援助を行うサービスとしまして、シルバー人材センターに委託を行い、実施しております。
本事業の延べ利用者数は現在減少傾向にありますが、今後ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯の増加に伴う需要予測のもと、制度の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
一方、現在、一部の校区ではございますが、住民が主体となって進める、電球交換などのちょっとした生活支援サービスを行います福祉便利屋事業が行われ始めていることから、これらの拡大、充実にあわせて役割分担など、本事業のあり方も検討してまいりたいと考えております。
次に、外出支援サービスにつきましては、車椅子利用などで一般の公共交通機関を利用することが困難な高齢者などを対象に、指定した地域内の医療機関や公共機関を送迎する事業でございます。福祉有償運送事業の資格を持つ社会福祉法人大阪府社会福祉事業団に事業を委託して実施しております。
本事業につきましては、利用者は微増の状況でございますが、要介護者の増加に伴いニーズは高まるものと考えており、引き続き制度の普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
あわせて、今後の福祉有償運送事業の資格を持つ事業者の増加状況を注視してまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 高齢者の福祉電話、訪問理美容、それから軽度生活援助事業、外出支援事業は、いずれも新しい事業が出てきて見直しの時期ということですので、今回まとめて質問させていただきました。
軽度生活援助事業に関しましては、現在はシルバー人材センターに委ねられていらっしゃるわけですけれども、この仕事と今ご答弁ありました市内各地で今後展開されていくであろう福祉便利屋の分担の問題というのは必ず出てくると思います。軽度生活援助事業は価格の面と仕事のクオリティーを上げていくというのが今後の課題なんではないかと思っております。
続きまして、地域ささえ愛ポイントについてお尋ねいたします。
豊中市の7期素案を見ていますと、登録者の計画値は、平成30年、31年(2019年)、32年(2020年)のこの先3年間で、いずれも1,500人となっております。平成28年の登録者が851人に対して、かなり多いと思うんですけれども、どのような形で実現していくおつもりでしょうか。
◎高齢者支援課主幹(島田直代) 本事業は、お元気な高齢者が支援を必要とする高齢者を対象とした社会貢献活動を行うことで、ご自身の生きがいや介護予防を図るとともに、地域や介護保険施設等でのボランティア活動などを通じて、地域福祉の担い手として活躍いただくことで、身近な地域における支え合いの充実、地域の活性化につなげていくことを目的としており、今後一層の充実を図っていく必要があると考えております。
先般、事業の運営管理や広報周知などに関する事項について調査研究、意見交換等を行う機関であるとよなか地域ささえ愛ポイント事業推進委員会におきまして、ポイント付与の対象とする活動の拡大についてご議論いただき、平成30年度から介護予防・日常生活支援総合事業における住民の支え合い活動の1つである「ぐんぐん元気塾」や、認知症高齢者や家族、地域住民の方々が気軽に集い、認知症の理解を深めたり情報交換などができる「おれんじカフェ」活動なども新たに対象としていく予定であり、これにより計画値の実現をめざしてまいりたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 7期の計画素案には、いろんな計画値が並んでいるわけですけれども、この事業の目標設定はすごく目についたと思うんですね。普通ならば850人が平成28年度の実績値でありましたら、平成30年が1,100人で、平成31年(2019年)が1,300人、最終年の平成32年(2020年)が1,500人と、普通3年で積み上げていくと思うんですけれども、初年から1,500人という目標設定をされて、強い意志を感じております。頑張っていただければと思います。
次に、データヘルス計画に関連して何点かお伺いいたします。
少子・高齢化の進行によって医療、介護に関する費用が増大していくという予測がなされる中で、この費用を抑えるために、予防医療などの取組みによって健康寿命を延ばすことが必要だと議論されることがあります。要は、健康寿命が延びれば、その分医療費を抑えられるという議論だと思うんですけれども。例えば我が市では第2期豊中市国民健康保険保健事業実施計画、いわゆるデータヘルス計画の素案を見てみますと、冒頭の計画策定の目的と背景のところで、「生活習慣の改善により生活習慣病の発症、重症化を予防することで健康寿命の延伸を確保しつつ、医療費の抑制が可能である」といった記載が見られます。健康寿命というものが延びれば、本当に医療費の抑制が可能だということに根拠があるものなのでしょうか。
まず、豊中市として予防医療の取組みによって健康寿命を延ばし、医療に関する費用を抑えることができるというお考えをお持ちなのか、お聞かせください。また、お持ちでありましたら、その根拠もお示しください。
◎保険給付課長(鍋島智) 国民健康保険では、国保被保険者の健康の保持・増進を図るため、特定健康診査等の保健事業を実施しております。このことによって、後期高齢者医療制度へ移行するまでの間を健康に生活していただくことは結果として国保の医療費の抑制につながっていると推察しております。
一方で、一生涯の医療費という視点では、健康寿命の延伸の取組みにより医療費が縮減されるかどうかは、現在さまざまな考え方が存在し、精緻な予測は困難でございます。国が策定した健康日本21にございますように、健やかで心豊かに生活できる、活力ある社会を実現することは市として重要な取組みであると考えております。
◆委員(花井慶太) 学問の医療経済学という分野の専門家の間では、短期的には医療費を少し削減することはあっても、長期的には医療費を抑制できず、むしろ増大させる可能性があるとも言われています。例えばよくある事業として禁煙対策、それからメタボ健診、ロコモティブシンドローム予防対策、がん検診など、これは予防医療の観点から取り組まれている事業だと思いますけれども、医療経済学の見地からは医療費削減効果に疑問が示されているということでございます。
だからといって、この市において予防医療を控えるべきということではもちろんございません。予防医療によって健康寿命を延ばすこと自体は本人にとって有意義なことなので、進めていくべきだと考えます。
ただ、この取組みに医療費削減効果を期待するのは危険だと思います。医療費削減の可能性があるというぐらいにとどめておくのがいいのではないでしょうか。医療費抑制のためには、それ以外の手法をとる必要があると考えます。
さて、この医療費抑制の観点から次期データヘルス計画素案を見てまいりますと、医療機関受診状況、ジェネリック医薬品普及率といったところが気になってまいります。平成26年に比べ、平成28年については重複受診、重複服薬について人数がふえ、頻回受診については減少していますが、これらについてどのような分析をされていますでしょうか。
◎保険給付課長(鍋島智) 両年度の結果だけでは年次推移が不明のため、傾向的なものがあるか判断が難しく、また患者個人の個別性が影響して、数字の増減になってあらわれていると考えられます。
しかしながら、あえて推測しますと、被保険者数は減少傾向にありますが、全被保険者に占める65歳以上の前期高齢者の割合が高くなっており、加齢に伴い、複数の医療機関、内科、循環器科、整形外科、眼科などの診療科に同時並行して通院している割合も高くなっているのではないかと考えられます。このことで、被保険者が意識しないまま治療や服薬が重なり、結果として重複受診や重複服薬につながるケースがあるのではないかと考えております。
◆委員(花井慶太) なかなかこの分析というのは難しいと思うんですけれども、その重複受診というものに対して今後どのような取組みをなされるのか、教えてください。
◎保険給付課長(鍋島智) 重複受診者などの多受診者につきましては、年齢要件と多受診の継続状況に応じて優先順位付けを行い、順位が高い被保険者を中心に、事前の連絡後、専門職による訪問指導と、指導の約2カ月後の電話によるフォローを実施することとしております。
◆委員(花井慶太) ご答弁は了解いたしました。
例えばきつい薬を処方されたときにセットで胃薬を出すということはよくあると思うんですね。そういったものが重なると、胃炎という名目で2カ所の病院から胃薬が処方され、重複受診みたいになってしまい、本当にそれが重複で無駄なのか分析しにくいところがあると思うんですけれども、今ご答弁いただいたような粘り強い取組みで医療費削減に努めていただければと思っております。
そして、もう一方のジェネリック医薬品については、これまでも再三議会で取り上げてこられていました。大阪府や全国に比べて普及率が低い傾向にありまして、その原因については詳細な分析はなかなかできておらず、最近のご答弁によりますと、今後アンケートの実施などで原因を分析されるということでございます。
そこでお尋ねいたしますが、そのアンケートはどのような方を対象にされるとお考えでしょうか。
◎保険給付課長(鍋島智) アンケートの対象者としましては、ジェネリック医薬品の差額通知を複数回送付しましたが、切りかえにつながっていない被保険者に実施することを検討しております。回答いただいたアンケートの内容を分析し、効果的な取組みにつなげていきたいと考えております。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁によりますと、そのアンケートの対象者というのは被保険者に限定されると思うんですけれども、ジェネリック医薬品の使用に関してはさまざまな利害関係者がいらっしゃると思うんですね。患者さん、薬局の方、薬局の経営者の方、それからお医者さんとか、さまざまな方の利害関係といったものがあってジェネリック医薬品の利用率が低い要因があるのではないかとも考えられます。そういう意味では、対象者が不十分なので、薬局とかお医者さんとかも含めて幅広く分析していく必要があるのではないかと思いますが、見解を求めます。
◎保険給付課長(鍋島智) これまでも豊中市医師会、豊中市歯科医師会、豊中市薬剤師会などの関係機関へ機会あるごとにジェネリック医薬品の普及に対する協力を依頼してきております。
今回の実施アンケートの結果を十分に分析し、関係医療機関への働きかけを含め、効果的な手法について検討してまいります。
◆委員(花井慶太) まずは、被保険者から回答を集めて、それが薬局とかお医者さんに向けて何か裏付けになるようなものが見つかれば、また改めて働きかけをしていく方向ということを理解いたしました。
これまでもさまざまな質問があって、なかなかその原因が分析できないというところなんですね。今回アンケートを実施され、正直なところ、どこまで分析できるかわかりませんけれども、大阪府、そして全国に比べて低い普及率を上げるために全力を尽くしていただきたいなということを申し上げまして、この質問は終わります。
このデータヘルス計画の中では、もう一方で生活習慣病対策というものがクローズアップされていると思います。生活習慣病、そして生活習慣病の重症化、糖尿病が重症化して例えば透析が必要になるというところまで含めて、医療費が高額な疾病としてこういったものは挙げられています。生活習慣病については、このデータヘルス計画以外にも、豊中市健康づくり計画等で一定対策をされていると思います。今年度中に同計画の中間見直しをされると思いますので、何点かお伺いいたします。
計画の栄養・食生活の分野については食育の実践が大事になってくると思います。
そこでお尋ねいたしますけれども、先程述べました生活習慣病について、人工透析につながっていく慢性腎不全、がん、それから高血圧性疾患、糖尿病、脂質異常症などで、どのような内容の食育を行うべきなのかを教えてください。
◎保健医療課主幹(山羽亜以子) 生活習慣病は、偏食や過食、運動不足、喫煙、過剰飲酒などの不健全な生活習慣の積み重ねによって起こる病気の総称です。つまり生活習慣病の予防には食生活だけでなく、適度な運動や睡眠、休養、嗜好品を控えるなど、規則正しい生活や精神的な豊かさが望まれます。
その中で、生活習慣病予防に向けた望ましい栄養や食生活は、朝食を欠食しないこと、主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を過食にならないように摂取すること、塩を控え目にし、野菜をたくさんとることです。
具体的に言いますと、塩は1日の食塩摂取量、男性8グラム未満、女性7グラム未満を目標とし、野菜は1日350グラムを摂取することを目標とすることが望ましいと言われています。
また、一人で食事をすると偏食になりがちであることから、仲間や家族と一緒に食事をおいしく味わいながら食べる「共食」も心と体の健康のために重要と言われています。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁で塩というものが強調されましたが、生活習慣病の中で糖尿病系に向けてどういう食生活がいいのかいまいちよくわからないところがあります。できるだけ糖尿病等々に関しての食生活というものを、実際の計画を実施する中では取り組んでいただきたいということを要望しておきます。
そしてもう1つ、その健康づくり計画の中で、生活習慣病の中で、たばこというものが取り上げられております。
健康づくり計画において、受動喫煙防止についての啓発以外の取組みと今後の方向性について教えてください。屋外での受動喫煙はどうなっていくのでしょうか。受動喫煙防止の啓発活動はされていると思うんですけれども、それ以外の取組みについて教えてください。
◎保健医療課主幹(山羽亜以子) 平成25年度に策定した健康づくり計画においての受動喫煙防止ですが、屋内の受動喫煙防止について、国の健康増進法にて施設管理者における努力義務となっていますことから、施設内禁煙または敷地内禁煙を行っている施設に市の禁煙表示ステッカーを配布するなど、受動喫煙防止の取組みを推進しております。
屋外での受動喫煙の健康被害につきましては、国において科学的根拠が示されておりませんが、屋外においても一定の配慮が必要であることから、例えば屋外に喫煙場所を設置するなどの際に、受動喫煙による利用者への健康影響が生じないよう、施設管理者に対して相談や助言などを行っております。
今後、受動喫煙防止対策につきましては、健康増進法の改正による厳格化が予定されています。本市の今後の受動喫煙防止対策の方向性といたしましては、国の動向を見ながら、引き続き建物内禁煙や屋外での受動喫煙の防止など、望まない受動喫煙への対策を検討してまいります。
◆委員(花井慶太) 今のご答弁の最後で、屋外での受動喫煙の防止など、望まない受動喫煙への対策も検討するということで、一歩踏み込まれているのかなというイメージがありました。
豊中市で施行されております路上喫煙防止条例というのは、身体の安全と財産を守るというような目的なんですけれども、それをこういった受動喫煙の被害を防止する観点からの条例につくりかえていくとか、見直しを図っていくということは考えられないかと、きょうの午前中に質問させていただいたわけですけれども、受動喫煙の被害の防止をすることについては環境部が所掌するものではありませんということで、お答えとしてはいただけない状態でした。具体的に路上喫煙防止条例云々となると、またこちらもなかなかお答えになりにくいとは思うんですけれども、先程、屋外での受動喫煙の防止ということをご答弁いただいていますんで、路上でたばこを喫煙することを防止することなど、受動喫煙防止という観点を入れていくということに関してご答弁いただければと思います。
◎健康福祉部参事(加嶋隆) 路上喫煙防止に関する条例につきましては、他部局に属するものではございますが、委員ご指摘の屋外での喫煙につきましては、現状本市においては環境美化の観点で取組みが進められておりますが、路上でのたばこの煙の健康被害についても一定配慮する必要があると考えております。
現状、屋外においてどの程度の健康被害があるか、科学的な根拠は未確定ではございますが、特に子どもや妊婦、健康に問題のある方等については何らかの対策を講じる必要があると感じております。
今後、健康増進法の改正の内容や現行の環境美化に関する施策との整合性も考慮しながら検討してまいります。
◆委員(花井慶太) 今、かなり踏み込んでご答弁いただいたと思います。実際に何か議論していく場合には必ず美化推進課と話をしていくことにはなると思うんですけれども、こういった視点で平成30年度見直しをぜひしていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。

以下討論部分
◆委員(花井慶太) 賛成ではございますが、一言述べさせていただきます。
我が会派は現介護予防センターの入浴送迎事業につきまして、そのあり方について疑問を呈してきましたが、さきの代表質問におきましては両事業について廃止を含めて見直しを図ると、初めて一歩踏み込んだご答弁をされましたので、今回は賛成をいたします。