12月議会個人質問②広報の効果測定

本日個人質問が行われました。質疑の概要②です 。

広報の効果測定について
2-1 質疑

市は様々な広報活動をしており、議会からも様々な事柄について市民の皆様に周知徹底してほしい旨の要望がなされています。広報活動は重要ですが、その効果の測定はどのようになされ、また広報を個別に行う各担当課と広報広聴課は具体的にどのように連携していますでしょうか。1問目終わります。
2-2 答弁
○広報の効果や評価の測定は、さまざまな形で行っています。
○広報広聴課では、例えば、広報誌では クロスワードパズルヘの回答に合わせて意見・感想を市民の皆さまからいただいているほか、市ホームページでは、誰もが分かりやすく使いやすいウェブアクセシビリティの国の基準を満たしているとの外部評価を得ています。
○このほか各担当課においても、イベント開催時にどの広報媒体から開催情報を得たのかを尋ねるアンケート調査や、市ホームページの各コンテンツヘのアクセス数などから効果を測定することが可能と考えます。
○また、担当課のこうした取り組みを支援するため、例えばホームページのアクセス数を確認するソフトの使用マニュアルを作成して周知するなどの連携を進めています。

2-3 質問
広報には相当の人的物的コストがかかりますので、できるだけ効果を高める必要があり、その意味で広報の効果測定は重要です。市が様々取り組んでおられることは理解しましたが、改善の余地もあると思います。例えば、市ではQRコードを活用した広報を行っています。スマホのカメラでQRコードを撮れば指定したウェブページにつながります。例えば選管さんが18歳になられた皆さまに送られたこのような選挙啓発のはがきにも選挙のページを見ていただくためにQRコードを貼り付けています。現状ではQRコードに単にアドレスだけを埋め込むだけで、広報媒体ごとにパラメーターを設定していないようです。広報の効果測定をするにあたって、どの媒体からサイトに来たかを知ることは重要であり、パラメーターをQRコードにつければ、先ほどの事例でも、はがきをみて選挙のページにアクセスしていただいた人数がウェブサイトの解析ツールで分かります。しかしパラメーターをつけていない現状ではこのような分析ができず、せっかく出したはがきの広報効果測定ができません。
他にも広報自体に2つ以上のパターンを作って反応を比較するA/Bテストなど広報の効果を測定する手法はいろいろあります。市の広報の効果測定をより具体的に行うために今回例に挙げたような取り組みはできないでしょうか。
2-4 答弁
○ QRコードからホームページヘアクセスされた件数については、現在把握できていませんが、広報の効果を測定する手法の一つと考えますので、今後、把握できる方法について研究を進めていきます。

○また、ABテストは、例えばホームページなどの発信媒体でいくつかのパターンを作り、アクセス数の違いなどを検証して改善につなげる手法と考えます。したがって、その主旨を生かし、より伝わる広報手法について、経験や知見を有する外部専門家を招き、ホームページやチラシなどにおける効果的な表現方法やキャッチフレーズなどについての全庁的な研修を実施し、各課の広報力の向上を図っているところです。

2-5 意見
広報は人的・物的コストが多くかかる一方で、効果測定が難しいものです。本日挙げました手法などを活用して効果測定をしっかりと行い、より効率的効果的な広報を目指していただくよう要望いたしましてこの項目を終わります。

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