3月議会代表質問⑤

豊中市議会の本会議場

大阪維新の会の会派代表質問が行われました。多岐にわたり質疑が行われました。その中で今回は市が受ける寄付についての質疑についての概要です。

1問目

市は市民等から多額の寄付をいただいている。そのご意志にできるだけ沿うことが必要と考えます。今年度の補正予算では、いくつかの事業で一般財源を減らして、寄付が積み立てられた基金からの繰入金を充当する財源構成補正がされています。市に寄附をされた方のお気持ちとしては、市が行う事業についてより手厚くするために使ってほしい、または寄付に基づいて新しい施策につかってほしいということだと想像をしますが、今回の財源構成補正は寄付をいただいたのでその分一般財源を減らしますという風に見えます。寄附を当てにせずに財政運営するのが大原則であり、寄附をしたらその分、市は財源をひっこめるというのは寄付された方のお気持ちに沿わないのではないかと考えます。いただいた寄付の使い方に関する市のお考えをお聞かせください。

【1間目答弁骨子】

 ご質問のとおり、寄附をいただいたことで、何らの事業の実施や資材の購入などを行うという、寄附者のご意向を活かすあり方がございますが、

 新型コロナ対策への寄附につきましては、「いま市が行っている対策に役立てほしい」「コロナ対応にがんばっている市や従事者を応援したい」といった寄附者からの多くのお声を、メッセージで、あるいは寄附手続きのなかで直接、伺っております。

 そういったお声もふまえ、まず実施を先行いたしましたものの、寄附をいただいた趣旨に適した事業につきまして、決算に向け、寄附を役立てさせていただくこととして、今回財源更正補正をご提案したものでございます。一方、やはり寄附あってこそ事業が実現したということを望む寄附者もおられると想定いたしますが、そういった意向に沿った取り組みとしては、クラウドファンディング方式による地域サポート応援事業、市立豊中病院に対するクラウドファンディングなどを行ってまいりました。

 また、国や大阪府ではなく、本市にいただいた寄附でございます。他市町村の方が、豊中を選んで寄附していただいている場合もございます。したがいまして、PCR行政検査の市負担に充当するような、国で決まっている事業に充当するのではなく、市独自策に充当してまいりたいと考えております。

今後におきましも、市の独自策できめ細やかなコロナ対策・支援策を検討し、寄附金を活かしてまいりたいと考えております。

2問目=意見

いただいた寄付の活用についての一般的な市の考え方は理解できましたが、一般財源を減らして、その分寄付金を入れるという財源構成補正について、「決算に向け寄付を役立たせる」というお答えの意味が現地点ではよく理解できていません、ということだけ申し上げておきます。

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