図書館事業のありかたについては、先日個人質問において行革の観点からも見直しが必要と主張しました。
ところで、個人質問では特に指摘はしませんでしたが、平成20年に図書館利用者アンケートが実施されその中で、利用目的を問う設問がありました。
本などを借りるが81%、本などを読むが45.6%、レファレンスがわずか0.8%でした。市民の多くが本などを読む、借りる目的で来ています。
このような状況のなか、ことさらにレファレンスの強化をあげ、それゆえに図書館の運営合理化、人員削減はできないといった議論がなされるならば、強い違和感を覚えます。
市がいうところの事業の「選択と集中」がレファレンス強化についてなされるとするならば、それは市民の利用ニーズを無視することになり、おかしなことになると思うのです。
現在の図書館事業の現状において「選択と集中」をすべきなのは、個人質問で主張しました図書館の基礎である資料の充実、開館日数の増加など利用者ニーズに応じることであるべきと私は考えます。