12月議会個人質問4 府市連携について2 子育て支援-豊中市での特区制度を活用した公園内保育所整備

1問目
 子育て支援として保育所の待機児童解消は喫緊の課題ですが、国家戦略特区内の規制緩和として都市公園内に保育所を設置することが認められるようになっています。2017年には東京都品川区、荒川区、世田谷区等で開設される予定のようです。そこで、当該制度の概要と豊中市は特区制度の対象になっているか、まず教えてください

1問目答弁
 制度の概要ですが、国家戦略特別区域法等の一部改正が行われ、そのなかで、都市公園法の特例として、都市公園内に保育所その他の社会福祉施設の設置の規定が追加されたものでございます。 手続きの流れとしては、保育所を設置する公園ごとの区域計画を策定し、国に申請を行い、認定を 受けた場合、公園に設置する保育所の外観や配置が公園の美観など、公園としての機能を害しないことなど、政令で定められている技術的基準に適合されている限り、認定を受けた日から2年以内に、公園管理者は都市公園の占有について許可を与えることになります。
 次に、この法律の対象地域については、国家戦略特別区域を定める政令で定められており、この中で、大阪府が区域として設定されていることから、本市におきましても、事業実施が可能となっています。

2問目
 豊中市内の待機児童解消は大きな課題でありますが、今回は特に寺内地区、泉丘地区など市の東部について待機児童の状況を教えて下さい。

2問目答弁
本市の待機児童の状況につきましては、平成27年4月現在で253人となっています。お尋ねの本市の東部に位置します、東泉丘、泉丘、北条、寺内、緑地小学校区における待機児童は、68人で全体の四分の一あまりを占める状況となっています。

3問目
 市東部の5小学校区における待機児童は全体の4分の1を占めるということで地域の大きな課題と言えますが、先ほどお尋ねしました特区制度を活用し府と連携して服部緑地公園内に保育所が設置できるようにすることを検討すべではないか、市の見解を教えて下さい。
 
3問目答弁
 本市の東部、特に服部緑地駅周辺は認可保育所が設置されておらず、この地域への保育施設の設置は課題であると認識しています。そのため、保育所整備を進める中で、既存法人への働きかけや 平成27年度保育所整備の公募、更には、 不動産仲介事業者などから不動産物件の情報を収集し保育事業者に提供するマッチング事業などにおいても、最優先地域として指定し、より優先的に整備 を進めているところです。お尋ねの服部緑地公園内に保育所を整備する場合、大阪府や関係部局との連携が不可欠であると認識していますが、今後、ただいま申し上げました、当該地域における民 間所有の不動産物件による整備状況等を見極めたうえで、検討を行ってまいりたいと考えております。

4意見
 待機児童解消のための保育所整備においては保育士の確保も重要な課題ですが、待機児童の多い地域にいかに保育所整備を進めていくかにおいてやはり場所の確保も重要です。市東部における待機児童解消のために、場合によっては特区を活用して大阪府との連携により服部緑地公園内、例えば以前ユースホステルがあった場所は現在建物も撤去されておりますので、こういった場所を活用しての保育所設置をご検討いただきますよう要望いたします。

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