本日は1中の1年生の方を対象に自転車安全教室が行われましたので見学にお伺いしました。
今回の教室で特によかったのは、実際の自転車事故がどのように起きたのかを映像で詳しく説明されたこと、また自転車通学に用いられるであろう地元の道路を実際に調査したうえでこの場所では特に注意が必要という具体的アドバイスがなされていたこと、クイズ形式で逆走(右側通行)が駄目であることをきっちり指摘されていたことです。
また大阪には2台しかないという自転車シミュレーター(写真では壇上右側に写っています)では実際にありそうなことがプログラミングされていて自転車に乗る際の注意喚起に役立つと実感いたしました。
昨年の10月の警察庁の通達が出てから自転車の交通ルール、走行空間のあり方等について興味をもたれる方がようやく増えてきた気がしており、個人的には今が自転車利用の在り方を見直す絶好の機会であると考えております。
まず大前提として今回行われたような自転車の安全利用について学ぶ機会を増やすことが必要です。
さらに、この10年ほどで方向性がようやく固まってきましたが、自転車走行空間の望ましいありかた、すなわち自転車レーンを車道に設けることの推進、また、欧州では25年以上も前から取り組まれていますが、中心市街地における自動車速度規制による歩行者、自転車の安全確保いわゆるゾーン規制(ゾーン30、テンポ30など)等を国レベルで推進していくべきだと考えます。