12月議会個人質問4 府市連携について2 子育て支援-豊中市での特区制度を活用した公園内保育所整備

1問目
 子育て支援として保育所の待機児童解消は喫緊の課題ですが、国家戦略特区内の規制緩和として都市公園内に保育所を設置することが認められるようになっています。2017年には東京都品川区、荒川区、世田谷区等で開設される予定のようです。そこで、当該制度の概要と豊中市は特区制度の対象になっているか、まず教えてください

1問目答弁
 制度の概要ですが、国家戦略特別区域法等の一部改正が行われ、そのなかで、都市公園法の特例として、都市公園内に保育所その他の社会福祉施設の設置の規定が追加されたものでございます。 手続きの流れとしては、保育所を設置する公園ごとの区域計画を策定し、国に申請を行い、認定を 受けた場合、公園に設置する保育所の外観や配置が公園の美観など、公園としての機能を害しないことなど、政令で定められている技術的基準に適合されている限り、認定を受けた日から2年以内に、公園管理者は都市公園の占有について許可を与えることになります。
 次に、この法律の対象地域については、国家戦略特別区域を定める政令で定められており、この中で、大阪府が区域として設定されていることから、本市におきましても、事業実施が可能となっています。

2問目
 豊中市内の待機児童解消は大きな課題でありますが、今回は特に寺内地区、泉丘地区など市の東部について待機児童の状況を教えて下さい。

2問目答弁
本市の待機児童の状況につきましては、平成27年4月現在で253人となっています。お尋ねの本市の東部に位置します、東泉丘、泉丘、北条、寺内、緑地小学校区における待機児童は、68人で全体の四分の一あまりを占める状況となっています。

3問目
 市東部の5小学校区における待機児童は全体の4分の1を占めるということで地域の大きな課題と言えますが、先ほどお尋ねしました特区制度を活用し府と連携して服部緑地公園内に保育所が設置できるようにすることを検討すべではないか、市の見解を教えて下さい。
 
3問目答弁
 本市の東部、特に服部緑地駅周辺は認可保育所が設置されておらず、この地域への保育施設の設置は課題であると認識しています。そのため、保育所整備を進める中で、既存法人への働きかけや 平成27年度保育所整備の公募、更には、 不動産仲介事業者などから不動産物件の情報を収集し保育事業者に提供するマッチング事業などにおいても、最優先地域として指定し、より優先的に整備 を進めているところです。お尋ねの服部緑地公園内に保育所を整備する場合、大阪府や関係部局との連携が不可欠であると認識していますが、今後、ただいま申し上げました、当該地域における民 間所有の不動産物件による整備状況等を見極めたうえで、検討を行ってまいりたいと考えております。

4意見
 待機児童解消のための保育所整備においては保育士の確保も重要な課題ですが、待機児童の多い地域にいかに保育所整備を進めていくかにおいてやはり場所の確保も重要です。市東部における待機児童解消のために、場合によっては特区を活用して大阪府との連携により服部緑地公園内、例えば以前ユースホステルがあった場所は現在建物も撤去されておりますので、こういった場所を活用しての保育所設置をご検討いただきますよう要望いたします。

12月議会個人質問3 府市連携について1 景観

1 
まず景観についてですが樫ノ木公園より以北の府道121号吹田箕面線の車道端に沿って駐車防止のため紅白の大きなバリケードが設けられています。2年ほど前から迷惑駐車を防ぐために仮設的に設置されているものだとは思いますが、これが景観を害しており、特に春の季節は沿道の桜のきれいな景観が台無しになっているとの市民のお声がございます。まず市として、当該箇所の景観をどのように認識されているか、教えてください。

1問目答弁
新千里北町の府道千里中央線の桜並木は、春には歩道側に伸びた枝が桜の花 のアーチをつくり、花のトンネルとなって、地域の方々に親しまれており、本市の好感の持てる景観資源の一つと考えております。

2問目
では今回のケースのような道路の設置物について、景観条例やマスタープラン、まちなみづくりの手引き等において市として色彩等なにか基準をもっているのでしょうか。

2問目答弁
色彩等の基準については、景観法に基づく景観計画において、大規模建築物等を対象とした行為の制限を設けておりますが、道路についての基準は定めておりません。しかしながら、道路などの公共施設は、重要な社会基盤であるだけでなく、 地域の景観形成にも大きな影響を及ぼすものであることから、地域の特性や景観との調和が図られるよう、一律に基準を設けるのではなく、まちなみを読み解きながらその公共施設の役割にふさわしい設計等を行ってもらうための考え方を、「まちなみづくりの手引き」の「公共施設編」としてとりまとめ、景観 への配慮を促しております。 そして、手引きでは、仮設的な設置物までの配慮事例を記載するものではありませんが、防護柵などの道路付属物や街路樹などについて、景観形成のポイント等を示すものとなっております。

3問目
 仮設的なものとはいえ本件のように2年にもわたって設置することもあるのですから、今後の手引きの改定等で何等かの指針を示すべきと考えます。
さて景観条例第9条によると 市長は,必要があると認めるときは,国,他の地方公共団体又はこれらが設立した団体に対し,都市景観の形成について協力を要請するものとする、とありますが府に対して豊中市内の景観形成についてどのような要請等を実際にしておられるでしょうか。

3問目答弁
 大阪府と本市の協力体制ですが、大阪府は、府の景観条例、景観形成基本方針、公共事業景観形成指針などに基づき、市町村と連携を図りながら良好な景観形成に努めるものとされており、本市における景観形成についても、広域的な観点から、市と府が相互に情報を共有し連携・協力しながら、取り組む関係 にあるものと認識しております。 そのため、府が実施する施設整備などにあたっても、個別の事案に応じて、市のデザイン相談も活用しながら、必要な協議・要請等を行い、本市の良好な 都市景観形成への協力を求めているところであります。 そして、今後も本市の良好な景観形成に向けた考え方等を共有する取り組み を進め、都市の魅力の要素の一つとなる良好な景観の形成につなげていきたいと考えております。

4 意見
市ではせっかく条例等を整備しておられるのに、景観に対する考えの府との共有が十分ではないと思います。管理にあたって市の景観に対する考え方を今一度、大阪府としっかりと共有していただいて、今回取り上げました新千里北町の府道121号吹田箕面線部分を含め市内の景観保持のための府市連携に引き続きご尽力いただきますよう要望いたします。

12月議会個人質問2 市立豊中病院の経営について

1問目
今回は市立豊中病院の経営改善にむけた取り組みについてお尋ねします。
まず、市立豊中病院は診療報酬が診断群分類による包括算定となる、いわゆるDPC対象病院「Diagnosis Procedure Combination」の略で、Diagnosis(診断)とProcedure(治療・処置)のCombination(組み合わせ)。とのことですが、様々なデータ分析を経営改善にどのように活かされているのでしょうか。また、DPCの係数の一つである機能評価係数Ⅱの数値が向上することでどのようなメリットがあるか、また、機能評価係数Ⅱの7項目の概要もあわせて教えてください。

1問目答弁
 厚生労働省から示されるDPC機能評価係数Ⅱにつきましては、診療実績や医療の質的向上等を係数により評価されるもので、分析の結果、課題となる項目については、改善に取り組んでおります。診療報酬の算定にあたっては基礎額にこの係数を乗じるという方式で使われており、数値が高くなるほど、入院収入の増収に繋がります。次に、機能評価係数Ⅱの概要ですが、データ提出の正確性を評価する保険診療係数、在院日数の効率化を評価する効率性係数、医療資源投入量を評価する複雑性係数、様々な疾患の患者をどれだけ診療しているかということを評価するカバー率係数、重症な救急患者をどれだけ多く受け入れているかを評価する救急医療係数、地域で必要とされる医療を提供しているかを評価する地域医療係数、どれだけ後発医薬品を多く使用しているかを評価する後発医薬品係数の7項目で構成されています。診療報酬を算定する際には、これらの係数の合計係数を使用しています。 

2問目
機能評価係数Ⅱの数値が高いほど入院収入の増収につながるわけですが、では評価係数の数値、対象病院間での順位について平成26年度と平成27年度について教えてください。またそのような結果になった要因と今年度の対応について教えてください。

2問目答弁
 当院の機能評価係数Ⅱにつきましては、先ほどご説明しました7つの項目をあわせた数値で申しますと、平成26年度が0.0517、平成27年度が0.0513となっております。また、順位につきましては、全国のDPC対象病院約1400病院中、平成26年度は580位、平成27年度は577位であり、前年度との比較では大きな変化はございませんでした。
平成26年度においては、7つの項目のうち後発医薬品の評価係数が低かったため、後発医薬品への切り替えに取り組んだ結果、平成27年度は大幅に改善しました。しかし、平成27年度は、効率性係数が平成26年度に比べて数値が大きく下がりました。このため今年度につきましては、引き続き後発医薬品への切り替えを進めるとともに、効率性係数の評価基準となる平均在院日数の短縮に取り組んでいるところであります。

3問目
各年度で課題が生じ、これに対応をなされているとのことですが、データ分析で浮かび上がった課題を発見し、無駄な医療の削減、無駄な入院の削減等の実際の改善に活かすためには、病院が経営サイドと医師・看護師をはじめとする現場サイドが組織としてとして情報を共有するだけでなく、共に課題を認識し改善に取り組む必要がありますが、そのための体制はどのようになっているのでしょうか。

3問目答弁
データ分析で明らかになった課題につきましては、事業管理者・総長・病院長の三役と各診療科部長によるヒアリングなどを行い、当院の取り組むべき課題や方針を示しているところであります。今年度におきましては、とくに効率性の向上という観点から各診療科が平均在院日数の短縮に取り組んでおり、診療単価の増加に繋げるなど、病院経営への改善に活かしております。

4意見
 平成30年度にはDPC係数の一つである暫定調整係数が廃止予定となっており、その分、DPC係数における機能評価係数Ⅱの比重が大きくなるとされています。
 このような状況下ではこの機能評価係数Ⅱの向上を図ることが重要となります。
 ご答弁にもありましたように平成27年度は効率性係数が平成26年度に比べ大きく低下しているということで、評価基準となる平均在院日数の短縮に取り組んでいるとのことです。
 従来行われてきた手術前後の絶食などを減らし早期の退院につなげる「術後回復能力強化プログラムであるイーラス(eras)が医療費削減にもつながるとして欧米で普及し日本の医療機関でも導入されつつあるとのことです。
 こういったことにも積極的に取り組んでいただいて効率性係数の向上に取り組んでいただくようようお願いします。
 また平成26年度から機能評価係数Ⅱに後発医薬品指数が導入されています。市立豊中病院においてはこれまでも後発医薬品の利用促進につとめられてきましたが、より一層の利用促進をお願いいたします。
 DPCデータの分析は様々な業務の改善につながります。
医師・看護師の業務だけではなく 薬剤、栄養、リハビリ等コメディカルの業務改善や、地域連携の強化、具体的には紹介率・逆紹介率の最適化、など様々な場面で活用できます。
また医療機器の購入・更新には多額の投資が必要となりますが、DPCデータを分析することで購入が必要かの判断材料になることはもとより購入後その投資に見合った収益を上げられているのか検証できると思います
さらにDPCデータの分析によって同じ病名であっても医療機関によって診療内容にバラツキがあることが分かってくることから、他の病院との比較による経営改善も可能になってまいります。

 このようにデータ分析を行うことで明らかになった課題を 経営サイドと現場サイドが一体となって解決するために、事業管理者・総長・病院長の三役と各診療科部長によるヒアリングなどを行い、当院の取り組むべき課題や方針を示しているとのご答弁がありました。

 医師と情報共有し課題解決に取り組むことはもちろんのこと、経営効率化のためには先ほどあげましたコメディカル担当の方々を含めた病院全体での取り組みが必要となってくると思いますので、今一度、これらの方々を含めての情報共有および課題解決にむけた一体となった取り組みができる体制になっているか見直しをしていただきたいと思います。
 いずれにいたしましても、市立豊中病院がDPCデータ分析を徹底することで急性期病院としての経営の効率化を図っていただくことが、ひいては医療提供力の向上につながりますし医療費削減にもつながってまいりますので、引き続きのDPCデータ活用による経営改善をお願いいたします。

12月議会個人質問1 不動産の寄付について

質問1
市が不動産の寄付を受ける際の、受け入れの体制や受ける場合の条件についてお尋ねします。たとえば寄附を受けた20年後、30年後には行政目的を達成し、社会情勢も変わった場合などには売却を検討するようなこともありうるとおもいます。このような場合に備えて、将来の事情変更の可能性も織り込んだ寄付者との合意を書面に残しておくなど法的手続きの観点からの整備は整っているのでしょうか。

答弁1
不動産の寄附の受け入れ体制については、当部が寄附の申し出を受けて接道の状況など物件の調査を行い各部局に活用の意向を確認して受け入れの判断を行っています。
その際、行政目的に照らして活用の可能性があるかどうかを受け入れの条件としておりこの条件に沿わない場合は申し出をお断りすることとしています。
また社会情勢等の変化に伴いまして寄附者の意向に沿わない売却というようなことを想定いたしまして窖類の整備をするということは現在行つておりませんが、寄附の受領の際に 将来用途変更する場合や処分する場合があることを丁寧に説明し、書面を取り交わしておくなどの対応を検討して参ります。

意見
今後、少子高齢化の更なる進行により、市内でも不動産の市への寄付の申し出が増えるものと予測するところです。寄附をいただいた当初の状況が年月を経ることで変化し、行政としては売却も検討しなければならないという状況になったときに備えて寄付時にしっかりと寄付者とそのような可能性についても書面で合意をしておくことが、トラブルを避けるためにも必要だと考えます。寄付をいただくことについて市として感謝をしなければならないことは当然ですが、他方で寄付行為をうけることによって、将来の市政運営、まちづくりに過度の足かせをはめるようなことは避けなければならないと考えます。今一度、寄付を受ける際の法的な観点からの条件整備に努めていただきますようお願いをいたします。またこれまですでに寄付を受けた不動産についても可能なものについては寄付者との追加での合意なども模索していただきますよう要望します。

また、寄附を受けるかどうかの判断にあたっては、不動産市場においては低い価値しかなくても、まちづくりの観点からは活用の余地がある不動産もあるとおもいます。隣に安く譲るぐらいなら市のために、という所有者もおられると思います。
たとえば、他市では流通しにくく、かつ近隣の生活の安全を脅かす物件について寄付をうけつけ、自治会等が管理することを条件に公園や駐輪場へと更新しているところもあります。
 不動産の寄付については、まちづくりを進める観点からも将来の寄付申し出の増加を見据えた条件整備に努めてでいただきますよう要望いたします。

個人質問通告締切

本日、12月議会個人質問の通告締切でした。

21日に行う質問の要旨は以下の通りです。

  1. 資産活用  ○不動産の寄付のついて
  2. 病院            ○市立豊中病院の経営について
  3. 府市連携  ○景観について○子育て支援について

 

自転車ネットワーク計画策定の早期進展」と「安全な自転車通行空間の早期確保」に向けた提言(案)に関する意見募集について

「安全で快適な自転車利用環境創出の促進に関する検討委員会」(委員会事務局:国土交通省道路局、警察庁交通局)では、わが国の道路特性や交通状況等を踏まえ、国土交通省道路局と警察庁交通局に対する「自転車ネットワーク計画策定の早期進展」と「安全な自転車通行空間の早期確保」に向けた提言をとりまとめる予定です。

路面表示の仕様の標準化などが提言案には書かれています。

この提言案について現在、広く意見募集をしているとの事です。締切は12月22日となっています。

 

9月個人質問③ブランド戦略とリノベーション

さてこれまで空き家や空き店舗、そして公園等について質問をしてまいりましたが、これらは豊中の都市ブランドを高める戦略としてのリノベーションの一環として取り組むべき事柄の一例と考えます。そこで最後に都市活力部にお尋ねしますが、豊中の都市ブランド戦略としてこれら「リノベーション」を位置づけることはできないでしょうか。
答弁

豊中ブランド戦略へのリノベーションの位置づけについてでありますが、現在、審議会でご議論いただいております戦略におきましては、市民の安全・安心な暮らしを支える良好な住環境は、豊中の基盤となる共通の価値であると位置づけられております。
また、このような価値をより高めていくため、多様な主体や分野の出会いや交流の機会の充実を図ることなどにより、新たな魅力や価値を創り出すことを、取り組みの基本姿勢としております。
ご質問にありましたように、今日的な機能更新を進め、付加価値を高めるリノベーションの考え方は大切な視点のひとつであると考えておりますので、引き続き審議会においてご意見をいただいてまいりますのでよろしくお願いいたします。

意見
これまで豊中ブランド戦略策定委員会の傍聴させていただきましたが、
とよなかの魅力の基盤となる価値として、「緑や公園の多い住環境、子育て環境の充実」が挙げられています。しかし先ほども申し上げました通りいま豊中の公園、広場は実態としてはかなり残念な状況にあり公園の持つ可能性を発揮できていません。公園・広場のリノベーションは豊中の都市ブランドを高めるためにかなり重要と考えています。

また、成熟した都市としての豊中のブランド価値を高めるためには、民間でのリノベーションの取り組みに加えて、市の「施設」や「施策」についてもこれまでの蓄積を活かしつつ新たな価値を生み出していくリノベーションという戦略を中心に据えることが必要と考えており、今後もこの視点にたった質問等をさせていただきたいと思います。

9月議会個人質問②公園のリノベーション

公園・広場についてですが、この間、市内の公園を100か所以上見てまわりました。そこで感じたこと、利用者の方からいただいたご意見をもとに何点かお聞きします。

まず公園の配置についてですが、距離にして50メートルも離れずに設置されているところもあり、にもかかわらず施設として同じようなものであったりして計画性がないといいますか個性がないと感じました。このような設置内容になっている要因を教えてください。

また、夏に見て回ったこともあり、雑草の伸びがひどいところが多かったです。
砂場からびっしりと力強く伸びる雑草や、鉄棒が隠れるくらい伸びた雑草をみると悲しい思いがしました。また雑草に埋もれた羊やキリンの遊具も悲しそうな眼をしていたように思います。昨日の議論でもありましたが、やはり除草作業の回数が減っていることが大きいと思います。現在の年2回から10年ほど前の年3回の除草に戻すためにはおおよそどの程度の予算が必要となるかを教えてください。

答弁

公園が近接して設置されている主な要因は、都市計画法に基づく開発許可制度によるもので、一定規模以上の開発行為については、開発区域の面積の3パーセント以上の面積の公園などをその区域内に設置する義務が、開発者に課せられているため、計画的に配置されない公園が設置されることになります。また、すでに市街化されている本紙では小規模な開発行為が多いことから、この制度によって、同じような規模の公園が設置されることになり、公園施設についても、類似したものになっております。また除草の回数を年2回から年3回にした場合、概算で約1千5百万円程度の増額となる見込みです。
意見
確かに都市計画法に基づく開発帰属公園や公園の統廃合を原則認めない都市公園法のあり方など法律上の課題もありますが、公園の配置や管理方法、人員体制の見直し、後で述べます公民連携事業の推進等により除草等の公園の維持管理費用の捻出を検討していただくようお願いいたします。

つぎに公園のトイレについてお尋ねします。最近新しくできたトイレはバリアフリーにも配慮して整備されています。しかし公園によっては更新されずにかなり老朽化して治安上の観点からも危険なものも多いです。たとえば、既存のトイレがある以上地元の要望があれば必ず更新していくのか。このことと関連して今新たにトイレを設置する基準について公園の規模というものはあるのでしょうか。またトイレ一か所あたりの更新費用はどの程度でしょうか?

答弁
公園の既存のトイレにつきましては、原則として、地域の方が撤去を望む場合を除き、国からの補助金を活用しながら、計画的に更新を進めているところです。また1か所当たりのトイレの更新費用については、設置箇所の状況によって差がありますが、概ね7百万円から9百万円でございます。
次に新たにトイレを設置する基準でございますが、原則として、面積が1ヘクタール以上の公園を設置対象にしておりますが、設置することによる防犯面などのデメリットもあることから、地域住民の方の賛同も必要としているところです。

意見
ご答弁いただいた現在のトイレ新設基準に満たない規模の公園に現在トイレが設置されており、今後の更新や維持管理について課題があると考えます。市有施設の在り方の見直し一般にもいえることですが、今あるものをすべて更新していくという考え方は安易にとるべきではないと考えます。

さきほども申しましたが公園に個性がなく、どこも同じような感じのものが多いです。市内に公園は児童遊園も含め500弱はあるのですから、それぞれの公園に個性を持たせていくこともかんがえるべきではないか。バスケや、テニス壁打ちのある公園、ドッグランの可能な公園、ハンモック使用可能な公園、読書に最適な公園、リサイクルバザーやフリーマーケットのできる公園、地域の菜園ができる公園などさまざまな公園リノベーションを行うべきと考えますが市の見解をお聞かせください。またプレーパークについてもお尋ねします。豊中のような都会の中で育つ子供たちは、自然の中での遊びをする機会が少ないです。あえて遊具等のないなかで、たき火や木登りなど自然のなかで遊ぶ場、いわゆるプレーパークを既存公園内で設けることも子育て支援の観点からも必要と考えます。市のお考えをお聞かせください。

答弁
公園毎に特徴を持たせた公園づくりを行ってはどうかとのご提案につきましては、開発行為などで設置された小規模な公園が多い本市におきましては、設置できる施設の種類や数が限られることから、困難であると考えております。しかしながら、公園の改修や新たに公園を整備する際には、遊具などの公園施設の整備内容についても、地域の皆さん方のご意見をお聞きし、その意見を反映させることで、魅力的な公園となるよう努めてまいります。
またプレーパークとは、遊び場の禁止事項を少なくすることで、子供たちが想像力を使い、工夫して、遊びを作りだすことのできる遊び場のことで、例えば、子供たち自身が、廃材を使って遊具を作ったり、たき火をして料理をしたりすることができる場所のことですが、その整備や運営には、子供たちの安全確保のために、大人の指導員の育成や常駐、近隣住民の理解などが課題であると考えています。

意見
現状維持や既存遊具の更新に追われているとはおもいますが、いちど立ち止まって今の公園が本当に利用されているのか、だれにとっても中途半端になっていないかリノベーションの必要性がないのか検討していただければと思います。

次に公園の芝生化・千里中央駅前に芝生の広場を設けることについて
豊中では基本的に土の公園ですが、芝生ですと子供が安心して走り回れます。また公園は都市におけるオアシスであり、芝生ですと大人にとっても魅力的な空間となります。
このような観点からすべてとは言いませんが現在の土の公園を芝生公園にリノベーションしていくべきと考えるが、市の見解を求めます。

また広場でいえば千里中央地区では明らかに緑が少ないと感じます。千里中央駅は住んでみたいまちで上位にランクされますが、芝生広場を設置できれば都市イメージは大きく向上すると思います。千里中央地区は基本民有地であることから難しいかもしれませんが、市のお考えをお聞かせください
答弁1
現在、ふれあい緑地や野田中央公園など一部の公園を芝生化しておりますが、通常の広場と比較し、その維持管理費用が増加するため、すべての公園について芝生化を進めることは困難であると考えております。しかしながら、芝生の持つ快適性や環境面・景観面などにおいて効果があることは認識しておりますので、費用対効果を十分に検討したうえで、芝生化の可能性を見極めてまいります。
答弁2
今年度、千里中央地区の東町地区地権者で構成する千里中央地区活性化検討会におきまして、地区の活性化について議論を行っているところでございます。議論の中でも、まちの入り口ともいえる駅前において、憩い・賑わい・上質・安心など、多様な価値を感じることのできる魅力あるまちづくりが、周辺に広がるまちのイメージ向上につながり、互いに相乗効果を期待できるのではないかといった意見もあり、また、その一つの具体例として、駅前で緑を感じることができる工夫も有効ではないかとの意見もあるところでございます。
今後とも、検討会などの場におきまして関係者の方々と、人が集え、緑の感じられる広場など、まちを訪れる方にとって、魅力あるまちづくりにおいて議論を深めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

意見
豊中の住宅都市としてのブランドを高めるためには家と学校・職場以外の公園・図書館などいわゆる公共的な空間の充実を図ることが必要ですが、芝生化により公園・広場のクオリティーを高めることもその観点からきわめて重要であります。1000平方メートル程度の街区公園クラスの公園を含めて原則芝生化している他市事例もあります。ご検討くださいますようお願いします。

公民連携事業による公園のリノベーションについて
千里中央公園の展望台は老朽化が著しいですが、ここからはとても良い眺めを得ることができます。公民連携事業により商業施設の誘致も含めて展望台付近のリノベーションを行い収益を上げることはできないでしょうか。

答弁
千里中央公園の展望台につきましては、千里ニュータウンの開発事業の中で昭和40年に、当時の財団法人千里開発センターにより整備された後、本市に引き継がれたものでございますが、老朽化が進んでいることから、まず、耐震性や劣化状況などを調査し、その結果を踏まえて今後の対応方策について検討したいと考えております。ご提案の公民連携事業につきましても、その対応方策の中でその可能性について検討してまいりたいと考えております。

意見
千里中央公園展望台付近や、今回は取り上げませんでしたがふれあい緑地などは公民連携事業の推進により利用者の満足度を高めつつ収益を上げそれを公園の維持管理費用に回せる可能性をもっています。ぜひ実現の可能性を探っていただきたいと思います。

老朽化の進む公園をただ更新するだけでは現代社会のニーズに合った公園を提供することはできない時代です。いま公園のあり方を根本的に見直す時期来ています。公園の在り方を子育て支援やコミュニティー支援の見地、住宅都市としての格を高めるいわゆる豊中ブランドの見地など幅広い見地から見直す必要があります。

 

9月議会個人質問①空き家対策とリノベーション

現在、市はブランド戦略の策定に取り組んでおられます。私は都市としてのブランド価値を高めるための戦略として「リノベーション」の考え方が重要と考えています。

リノベーションは元々は建築業界の言葉です。リフォームという言葉との対比で使われることも多いです。たとえば古くなったマンションの壁紙や床、キッチンやトイレの入れ替えなどをすること、いわば経年劣化したところを回復するのがリフォームといえます。これに対しリノベーションでは例えばマンションの一室をコンクリート部分にまではぎとった状態にしたうえで、新しく空間構築していく手法であり、全く新しい価値が創出される点がリフォームと大きく異なります。
今回はブランド戦略としてのリノベーションという観点から、空き家・空き店舗及び公園・広場について質問をさせていただきます。

これまでも議論されてきましたように、市内の空き家が問題となっています。
市は平成26年度に「豊中市総合的な空き家対策方針」を策定しています。そのなかで中古住宅の流通促進にむけて環境整備に取り組むとあります。また市内空き店舗についてもその活性化が課題となっております。

現在、住んでみたい街として人気の千里中央駅周辺などは新築マンションが建設されているが、その価格を見るとかなりいいお値段がするようです。高齢者の戸建てからの住み替えや相続等によって資産を持っている世帯、お給料のいいお勤めの方、医者、会社経営者、安定した身分である公務員の方々が購入している。普通の若い世代がローンを組んで購入するにはしんどいともいえます。若い世代では比較的築年数の経過した物件を安く購入し、新築マンションにはない自分に合った空間に作り変えるリノベーションが増えてきています。空き家については間取り、設備、内装などが古く現在のライフスタイルに合わない物件も多いのでリフォームではなくリノベーションを促進させることにより中古住宅の流通促進が進むと思います。

また店舗についても都市部では商店街の表通りは家賃が高いので少しはずれた古い建物を安く借りてリノベーションにより個性的な空間にして商売を始める若い方々が増えています。こういった事例が豊中市で増えていけばまちが面白くなり結果として豊中に住むことの価値が高まると思います。

このような空き家・空き店舗のリノベーションを促進させるための具体的な手法として公民連携事業としての「リノベーションスクール」の実施があります。

リノベーションスクールでは市内の具体的な空き家、空き店舗等を素材としてリノベーションに通じた講師の指導のもと受講生に様々な具体的な提案をしてもらいプランとして良いものは実際に実行していくものです。これにより具体的に空き家等に新たな価値が加わり、まちが変わっていくきっかけとなります。そこでスクールの開催についての市の見解をお尋ねします。1問目終わります。

答弁
①ご質問のうち、空き家対策に関するご質問にお答えいたします。
平成26年度に策定しました「豊中市総合的な空き家対策方針」では、これまで培ってきた質の高い住宅都市としてのイメージの承継・発展を目指しており、今後取り組むべき方向性として、「住宅の適切な管理の推進」、「中古住宅の流通促進」そして「管理不全空き家の改善・解消」の3点を位置づけております。
ご質問のリノベーションにつきましては、リフォームも含めて3点の方向性のうち「中古住宅の流通促進」における取り組み例として掲げており、重要な要素であると考えております。
本市におきましては、今年度から、事業者、市民公益活動団体等の多様な主体と情報共有や意見交換を行う場として「豊中市空き家対策連絡会議」を設置しております。
ご提案のリノベーション・スクールにつきましても、この連絡会議での意見や情報などを参考にしながら、中古住宅の流通促進に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

次に空き店舗に対するリノベーションの推進におけるリノベーションスクールの開催についてお答えします。
リノベーションスクールは民間の力を活用し、不動産の再生を通じて新しいビジネスを生み出す都市再生手法の一つとして、各地で実施され、商業の活性につながるものと期待されます。
そのような、民間主導の取り組みに際しましては、空き店舗を活用した新たなビジネスとしての可能性があることから、チャレンジ支援事業による専門家派遣や補助金を活用していただけるように、その情報提供につとめてまいりますのでよろしくお願いいたします。

意見

豊中の住宅都市としての魅力を高めるという意味では、空き家・空き店舗を若い感性で活用していただく必要がありますが、地代家賃や活用方法にオーナーと利用者の間に意識のズレがあると思います。その意味でわが市でもリノベーションスクールを始めることで、両者の意識の差を埋めていくことが重要と考えます。

豊中市の基盤となる価値すなわち都市ブランドとして「古くからの良好な住宅都市イメージ」がありますが、空き家が増えている現実を直視し、住宅都市としてのブランドを再構築するために「リノベーションによる空き家・空き店舗の活性化によるまちづくり」をする必要があります。そのご答弁にありましたような情報共有や意見交換を経たのち具体的な第一歩としてリノベーションスクールの実施を要望いたしましてこの質問を終わります。

9月議会補正予算反対討論

市議案第83号平成27年度豊中市一般会計補正予算第4号のうち「空港就航都市等における農産物・水産物等を活用した魅力ある飲食店等開拓・育成関連事業」に関する部分につき反対の立場から討論します。

今回の就労支援事業は地方創生の交付金を活用して行うものですが、
既に実施している高知県土佐町等との連携事業において就農等の受け入れをしていただいた生産者等の物産の豊中市等における取扱店舗の開拓、流通経路の確立、広報活動などを総合的・一体的に運営するプラットフォームの構築を図るものとしています。

この事業は当初は市からの委託という形をとりますが、事業が受託業者によって自立することで母子家庭の母等に非正規雇用では得られない賃金で雇用されることを目標としています。
わが豊中市はこれまで様々な就労支援事業に取り組んでおり先進自治体として注目を浴びております。就労支援事業に価値があることは重々承知しております。

しかし、いうまでもなく飲食店はより良いものをより安価に入手すべく様々な仕入れルートの構築に全力をつくしており、空港就航都市等における農産物・水産物ということをもってこのようなプラットフォームがそもそも構築できるのかの事前の検証がきわめて不十分であります。

またこのような事業が事業として自立し、かつ非正規では得られない給料を従業員に支払うために必要な売り上げがどの程度なのか、またその売り上げを達成するためにどの程度の取り扱い店舗を開拓する必要があるのか、それらの店舗にどれぐらいの金額を購入していただかないといけないのか、それについて見通しはたっているのか事前の検討も不十分です。仮にこの事業を当初から民間事業者が行うとして必要な費用を金融機関から融資を受けることができるかといえば多分に疑問であります。今回の事業については見通しが甘すぎると思います。国からの地方創生がらみの交付金を使っての事業ですが、だからといって自治体として安易な使い方は慎まなければなりません。結局は国民の税金を使って行う事業だからです。

また今回のこの事業は随意契約で進めるようですが、わが市の就労支援事業を数多く受けてこられた法人さんは事業者に対する創業支援的な意味合いを含んだ市の事業を受けてこられました。繰り返しこういった意味合いを持つ事業を同一企業に委託していくことにも問題があると考えます。
以上のようなことを総合的に考えまして、今回の当該事業に関する部分については反対をいたします。